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キャベツ

この花は・・・キャベツ
主な栄養素
・ビタミンC
・ビタミンK
・ビタミンU
・カリウム
ビタミンUには粘膜の再生に必要なタンパク質の生成を助ける働きがあります。傷ついた粘膜を修復する効果から、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の予防や治療に役立ちます。この栄養素はキャベツから発見されたため「キャベジン」とも呼ばれます。ビタミンUの他にも、止血作用や骨を丈夫にする役目のあるビタミンK、胃腸内での消化・吸収を助けるミネラル分など、栄養がつまった野菜です。
黄色くてかわいいこの花はキャベツの花。花言葉は“利益”です。キャベツは人間の歴史が始まった頃からあるといわれるほど古い野菜で、BC2500年〜BC2000年頃には古代ローマ人によってすでに栽培されていたそうです。
もともとは観賞用
日本へは江戸時代の宝永年間(1704年〜1711年)に、食用ではなく観賞用として伝えられました。伝わったものは非結球キャベツ(ケール)でしたが、品種改良を重ね、19世紀のはじめに現在もつくられている品種「葉牡丹」ができたとされています。
一年を通じて
もともとは地中海沿岸の冬の野菜ですが、日本では春に収穫される春キャベツ、高冷地で夏に収穫される高原キャベツ、冬に収穫される寒玉キャベツとさまざまな品種があります。一年を通じて手に入るうえに価格も手頃なため、とても使い勝手のよい食材といえます。
知っトク情報
ビタミンの損失を抑えるならサラダや漬物、甘みをいかすならポトフやロールキャベツなど、いろいろな食べ方が楽しめます。
芯の部分に切り込みを入れて湿らせたキッチンペーパーを埋め込み、ラップでくるんで冷蔵庫に保管すると日持ちが良くなります。芯の部分にはビタミンCが豊富に含まれているため、薄切りにするなどして葉と一緒に食べましょう。
監修:管理栄養士 大越 郷子
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