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らっきょう

この花は・・・らっきょう
主な栄養素
・カリウム 
・硫化アリル 
・食物繊維
らっきょう特有の香りの正体は硫化アリルという薬効成分。硫化アリルは糖質を分解しエネルギーを生み出すビタミンB1の働きを効果的に持続してくれるため、疲労の回復や夏バテ防止に役立ちます。らっきょうにはこの他にも殺菌作用、抗酸化作用、血液凝固抑制作用などが期待できます。
紫色のこの花はらっきょうの花。らっきょうは平安時代に中国から渡来し、江戸時代までは薬用として用いられてきました。フランス料理などでよく使われるエシャロットという香味野菜はベルギーエシャロットの名で売られることが多いですが、日本でいう一般的なエシャロットは、らっきょうを軟白栽培して早採りしたものです。
カレー以外にも
甘酢漬けのらっきょうはカレーライスの薬味としてすっかりおなじみですが、その他にも、細かく切ったものをドレッシングに加えてサラダに和えたり、クセのある青背魚に合わせたりといろいろな食べ方が楽しめます。炒め物やチャーハンとの組み合わせもお試しください。
旬は初夏
泥付の生としては、市場に5月から7月にかけて出回ります。これを酢漬けにしたらっきょう漬は漬け込みに時間がかかるため、7月から9月にかけて「新もの」が出回ります。
知っトク情報
漬物にする場合は、漬ける前にらっきょうをざるに入れて10秒間ほど熱湯にくぐらせると、腐敗菌の増殖を防ぐとともに歯触りもよくなります。
甘酢漬けのように酢と一緒に摂ることで血液さらさら効果がアップします。
監修:管理栄養士 大越 郷子
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